コピックよりお得!?ダイソーグッズで始めるイラスト
アルコールマーカーの「コピック」といえば、イラスト・デザイン業界では知らぬものはいない超有名アルコールカラーマーカー。そんなコピックと使用感が似ていると話題の商品が、なんとダイソーで販売されているとのこと!
急いで近所のダイソーに行き、このアルコールカラーマーカーを買ってまいりました!使用感や発色、色見本、コピックとの違いなどを試したイラストも描いてみたので、参考になれば幸いです。
この記事を読んで、ダイソーのカラーマーカーにできる表現やメリット・デメリットをしっかり把握しましょう!
目次
ダイソーのカラーマーカーとは?
ダイソーのカラーマーカーとは、アルコールインクを使用したアルコールマーカーで、100円(+税)というリーズナブルな価格にも関わらず、滑らかな描き心地と鮮やかな発色が魅力の商品です。
ペン先は太めと細め、ブラシタイプと三種類あり、塗りたい場所や表現によって使い分けることができます。
コピックとどう違うの?
コピックとダイソーのカラーマーカーの違いは
- 金額
- 性能
- 色数
以上の3つです。
- コピックとどっちが良いのか
- 使用感
- 発色
実際にイラストを描いてみて、以上の観点でコピックとダイソーのカラーマーカーを比較してみました!
コピックとどっちがいいの?
ダイソーのカラーマーカー | 安価でたくさんの色を揃えられる | エントリーモデルに最適 |
コピック | 1本300円以上、値段に見合った品質 | プロを目指す人に最適 |
ダイソーのカラーマーカーは安価でたくさんの色を揃えることができ、エントリーモデルとしては最適と言えます。「イラストを描きたいけど、リーズナブルに楽しみたい」という方は、ダイソーのカラーマーカーの方が良いと言えるでしょう。
一方で、イラストを本格的に描きたい人であれば、コピックの方がオススメです。
コピックは1本300円以上と気軽に手を出しにくい金額ではありますが、値段に見合った品になります。発色や描き心地はコピック以上のものを探す方が難しく、実際、多くのプロのクリエイターはコピックのユーザーです。
自分の目的に合わせた道具選びが大切ですね。
使用感
ダイソーのカラーマーカーのペン先は三種類あり、それぞれでできる表現が異なります。
ペン先の名前 | ペン先の形 | 特徴 |
BROAD | 太軸のペン先 | 文字を書いたり、広い範囲の塗りつぶしが得意 |
BRUSH | 筆タイプのペン先 | しなやかで、塗りつぶしだけでなく、髪の毛や動物の毛なども描くことができる |
FINE | 細軸のペン先 | 文字を書いたり、狭い範囲の塗りつぶしが得意 |
BROADタイプとBRUSHタイプはコピックのペン先に似ており、使用感がかなり近かったです。
発色
2本で100円(+税)という金額にも関わらず、かなりの高発色です。
濃い色から薄い色、寒色から暖色までバランスよく揃っています。
ただ、自分の使いたい色が自分の使いたいペン先でない場合もあるので、できる表現が限られることもあるでしょう。
実際に描いてみた感想
FINEタイプのペン先は細いため、塗りつぶしや繊細な表現が苦手そうだと思っていました。しかし、実際に描いてみると、FINEタイプのペン先も意外と使いやすいことがわかりました。
コピックの使用感に似ているのはBRUSHタイプなのですが、今回描いたような小さめのイラストだと、瞳や髪といった狭い範囲の塗りつぶしはFINEタイプのペン先でも十分です。
BRUSHタイプとFINEタイプをうまく使い分けることが、表現のコツだと感じました。
ダイソーのカラーマーカーのメリット
ダイソーのカラーマーカーの良い点は、コピックよりも安いにもかかわらず、コピックと似た表現ができる点です。
- 価格
- 使用感
- 可能な表現
以上の3つの視点で、ダイソーのカラーマーカーのメリットを解説します。
1本50円!とにかく安い!
ダイソーのカラーマーカー | 2本で100円(+税) |
コピック | 1本300円以上、全180色を揃えると約5万円 |
2本入り/100円(+税)で販売されているダイソーのカラーマーカー。コピックが1本300円以上することを踏まえると、1本50円という価格はカラーマーカーとしては破格と言っていいでしょう。
リーズナブルに数十本近くを揃えることができる本商品は間違いなく初心者の味方です。
使用感がコピックに近い
BRUSHタイプ(ダイソー) | 筆タイプのペン先。広範囲の塗りつぶしだけでなく、髪や草木といった繊細な表現も可能。 |
SUPER BRUSHタイプ(コピック) |
コピックのSUPER BRUSHタイプのペン先と似た表現ができるBRUSHタイプのペン先は、ダイソーのカラーマーカーの強みです。コピックのSUPER BRUSHは、広範囲の塗りつぶしだけでなく、髪や草木といった繊細な表現もできる万能型のペン先です。
BRUSHタイプは、コピックのSUPER BRUSHタイプのペン先と同じ、筆タイプのペン先なので、ただの塗りつぶしだけでなく、繊細な表現もできます。
コピックではできない表現ができる
細いペン先での文字や塗りなどの表現はダイソーのカラーマーカーならではの表現です。
筆タイプのペン先は、紙に押し当てる強さで線の太さが変わってしまうのですが、FINEタイプは線の太さが変わりにくい特徴があります。そのため、文字や線といった表現はFINEタイプのペンの方が得意です。
ポップの制作やメッセージカード・色紙の柄などを描く時に活躍するので、いずれコピックユーザーになっても使い道があるでしょう。
ダイソーのカラーマーカーのデメリット
ダイソーのカラーマーカーのデメリットは、コピックと比べると品質や色数が劣る点です。
- 製品の特徴
- カラーバリエーション
- 可能な表現
以上の3つの視点から、ダイソーのカラーマーカーのデメリットを解説します。
ペン先がばらつきやすい
BRUSHタイプで特に感じられたデメリットです。
コピックよりもペン先が柔らかいため、紙に滑らせたり押し当てたりするとペン先がばらつき、塗らなくていいところにまで色が広がることがあります。
ペン先のばらつきを防ぐため、ペンは紙に強く押し付けず、優しく使うようにしましょう。
色をそろえにくい
最寄りのダイソーに必ずしも欲しい色が置いてあるとは限らないことは、デメリットです。
筆者の最寄りのダイソーは緑系の色が少なく、アース系の色が多かった印象があります。入手できる色の偏りは、そのままできる表現の制限になるため、注意が必要です。
また、ダイソー商品は入れ替わりも多く、廃盤になることも考えられます。
よく使う色はまとめて買っておくと安心できますね。
複雑な表現は難しい
コピックと比べて色数が少ないので、複雑な色の組み合わせができないこともデメリットです。
しかし、薄めの色も多くあるため、重ね塗りすることでグラデーションを試せたり、クリアブレンダーという色を使うことで、にじみの表現ができたりします。
使い方次第でレベルの高い表現ができるでしょう。
まとめ
ここまでダイソーのカラーマーカーについて解説してきました。
ダイソーのカラーマーカーは、イラスト初心者の方にぜひおすすめしたい商品です。
ダイソーのカラーマーカーの強みは
- リーズナブルに手に入る
- 使用感や発色が良い
- コピックにはできない表現ができる
以上の3点があげられます。
コピックの代替品、エントリーモデルとしては十分な性能と言えるでしょう。
- ペン先がばらつく
- 店舗に色が揃っていないことがある
- 複雑な表現が難しい
一方で、以上のような弱点もあります。
プロを目指す方にとっては物足りない部分もあるかもしれませんが、「とにかくイラストを始めてみたい!」「一本300円のカラーペンは手が出ない」という方は、まずはダイソーのカラーマーカーで絵を描くことを楽しんでみて欲しいです。
ダイソーのカラーマーカーは、店舗に色が揃っていないことがありますが、オンラインショップであれば、いつでもどこでもカラーマーカーを購入できます!(在庫切れの場合もございます)
ダイソーのカラーマーカーで、リーズナブルにイラストを始めてみましょう!